【完全保存版】タロットリーディングのコツ|注目ポイントから困った時の対処法まで解説します
タロットカードを手にして、ワクワクしながらカードを引いたものの、「…??」「これってどう読めばいいの…?」と困惑してしまった経験はありませんか?
「やっぱり霊感がないと読めないんだ」「私って才能ないのかも…」なんて思ってしまった人もいるかもしれません。
ですが、タロットが「読めない」「分からない」と感じてしまうのは、決して才能の問題ではありません。コツさえ押さえれば、誰でもタロットリーディングができるようになります。
この記事では、「リーディングのコツ」だけを網羅的に集めて紹介しております。

かなりのボリューム記事となっております。全て読破しようとはせず、タロットリーディングに困った時の完全ガイドとして、気になる項目だけ読んでみてくださいね
この記事を活用することで、あなたはタロットに対する苦手意識がなくなり、自分なりのリーディングスタイルを確立する第一歩を踏み出しているはずです!
タロットリーディングの本質的な考え方
「当てる」ではなく「気づきを得る」
タロットリーディングで最も大切なのは、最良の選択を下すための「気づきを得る」ことです。
例えば、恋愛について占って「ソードの3(逆位置)」が出たとします。「当てる」思考だと「これは別れを意味するの?それとも復縁?どっち?」と焦ってしまうかもしれません。
ですが「気づきを得る」思考なら、「ああ、今私の心には何か傷や痛みがあるのかもしれない。それが癒えていないうちに新しい関係を築こうとしていないか?」と自分自身を振り返ることができます。
- 「アナタは本当は何を望んでいるのか?」
- 「アナタは何を恐れているのか?」
- 「アナタが見ようとしていない現実は何か?」
- 「アナタにはどんな可能性があるのか?」
こうした問いかけに耳を傾け、自分自身と対話することで、アナタは自分でも気づいていなかった本音や、進むべき方向性に気づくことができます。
「今こういう状況です」「こんな可能性があります」「こうするといいかもしれません」といった示唆も、自然と読み取れるようになるでしょう。
「当てる」ことを手放せば、リーディングの難しさは半減します。「正解」を探す必要がなくなり、カードが見せてくれる様々な可能性を柔軟に受け取れるようになるからです。

カードはアナタとの対話を通して、ヒントを与えてくれる相棒のような存在であると言えるかもしれませんね
タロット初心者が陥る最大の誤解「リーディングには正解がある」
タロット占いでつまずいてしまう最大の要因は、「信じる対象を、カードや自分ではなく、“正解”に置いてしまうこと」だと私は考えています。
私たちが普段目にする占い広告は、「絶対当てます」「あなたの未来はこうなります」といった具合に、強い言葉が使われることが少なくありません。
それらを見続けるうちに、「占いには当たりはずれ、正解不正解がある」「未来を言い切れる人が正しい」といったイメージが、知らないうちに刷り込まれてしまっているのではないでしょうか。
「占いには正解不正解がある」となると、「このリーディングで合っているのか?」という不安が常につきまといます。答え合わせができないため、自信を持ってリーディングすることができません。
初心者のうちは、「こんな解釈でいいのかな?」と不安になってしまうのも無理はないですが、カードを見た瞬間に「あ、これは〇〇のことだ」と何かがピンと来ることがあれば、それを信じましょう。
アナタにとって役立つ示唆を受け取ることができれば、それがある意味正解になります。

「絶対当てる!」と意気込み過ぎてしまうと、苦しくなってしまうことは安易に想像できます。タロットは、目標達成やより良い選択を下すための補助ツール、くらいのつもりで活用しましょう
タロットリーディング時に注目すべき8つのポイント
初心者の方は、カードが表すキーワードや意味を、解説書やネットで調べることが多いかと思います。
ですが、キーワードだけに頼るリーディングには限界があります。実際に、カードのキーワードを拾うだけでは単調なリーディングになってしまったり、酷いときには質問とカードの意味が全く嚙み合わないこともあります。
この項目では、キーワード以外に注目するべき8つの観察ポイントを分かりやすく解説します。

キーワードや意味だけでは読み取れなかった事柄も、別のポイントから観察することで読み取れるようになることがあります。リーディングに困ったときに、ぜひともご活用くださいね
8つのポイントすべてを意識する必要はありません。まずは気になったポイント1つだけを取り入れて、慣れてきたら少しずつ増やしていきましょう。
1つ取り入れてみるだけでも、あなたのタロットリーディングは確実にレベルアップするはずです。
①出現したカードの吉凶
- まずは結果の良し悪しをざっくり把握したい人
- キーワードを覚える前に全体的な雰囲気をつかみたい初心者
- シンプルで分かりやすい判断基準が欲しい人
- 占い結果を相談者に端的に伝えたい人
吉凶の判断は、タロットリーディングを行う上での基本的な軸となります。
吉凶とは、単純な良い悪いではありません。善悪でもありません。
ある目標や願望に対して、正しい方角に向かって歩みを進めているかどうかを測る、コンパスのようなものだとお考えください。
「吉作用を表すカードが多く出現しているな」と判断することができれば、相談者にとって好ましい状況であるとを大まかに判断することができます。
逆に「凶作用を表すカードが多く出現しているな」と判断された場合には、慎重な行動や計画の練り直しを促されていると判断できるでしょう。

「タロットカードに吉凶はない」と明言されている占い師さんもいますが、私は吉凶の判断は必要だと考えております
- 「最も吉作用の強いカード」(大大吉)と「最も凶作用の強いカード」(大大凶)をチェックする
- 大大吉と大大凶のカードを基準に、大吉、吉、大凶、凶のカードを判断する
- 「吉作用を表すカードばかりが出現しているな」
- 「吉凶混合って感じだな」
- 「吉作用を表すカードが一切出現していないな」

吉凶の強弱、パワーバランスに注目してみましょう。単純に、吉作用を表すカードが多かったか少なかったかで判断してしまっても◎
吉凶の判断のやり方は、下記の記事で詳しく解説しております。よろしければご確認ください。
私なりの吉凶の判断やその理由については、下記の記事で解説しております。
②大アルカナと小アルカナの出現バランス
- 問題の重要度や影響の大きさを知りたい人
- 運命的な出来事か日常的な出来事かを見極めたい人
- スプレッド全体のメッセージの強弱を読み取りたい人
タロットカードは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の計78枚で構成されています。
大アルカナは「特に重要な意味・人生レベルのメッセージ」を示し、小アルカナは「日常に落とし込まれた具体的な状況や心の動き」を示します。
展開されたカードの中で、この2種類がどんなバランスで出現しているかをチェックすることで、その出来事の影響力やスケール感を大まかに判断することができます。
大アルカナが多く出現した場合:人生の大きな転機や重要なテーマ
大アルカナは、人生における転機、普遍的なテーマ、魂の成長に関わる大きな流れなど、特に重要な意味・人生レベルのメッセージを示します。
- 人生における重要な転機
- 普遍的なテーマ
- 魂の成長に関わる大きな流れ
- 自分ではコントロールできない運命の働き
大アルカナが多く出現した場合、今あなたが直面している問題は、単なる日常的な悩みではありません。人生の転換期、運命的な出来事、魂レベルでの学びなど、スケールの大きい重要な局面にいることを示しています。
「会社を辞めるかどうか」という質問で大アルカナが多く出たなら、これは単なる転職ではなく、あなたの人生の方向性そのものに関わる重要な決断だということです。軽く考えず、じっくりと向き合う必要があります。
恋愛の質問で大アルカナが多く出た場合は、その恋愛が単なる一時的な恋ではなく、あなたの人生に大きな影響を与える重要な関係性であることを示唆しています。
また、大アルカナの中でも特に強力なカード(死神、塔、審判など)が出ている場合は、さらに注意深く読む必要があります。これらは人生の重大な変化を示す「変容のカード」です。

大アルカナのみで占う場合、重要なテーマだけではなく、日常的な小さな問いを占うことも可能になります。フルデッキ(78枚)で占う利点は、アナタの人生に与える影響の強弱を測れる点にあると言えるでしょう
小アルカナが多く出現した場合:日常的な出来事や具体的な状況
小アルカナは、日常生活の具体的な出来事、人間関係の詳細、現実的な問題など、日常に落とし込まれた具体的な状況や心の動きを示します。
- 日常生活の具体的な出来事
- 人間関係の詳細
- 現実的な問題
- 自分の意志や工夫でコントロールできる事柄
小アルカナが多く出現した場合、今の問題は日常的なレベルのものであり、あなた自身の努力や工夫で比較的容易に対処できることを意味します。
「今月の仕事運」という質問で小アルカナばかり出たなら、劇的な変化ではなく、日々の小さな努力の積み重ねが大切な時期だということです。
③コートカード(人物札)
- 人間関係の悩みを占うことが多い人
- 相談者の周りにいる人物の影響を知りたい人
- 相談者自身の性格や取るべき態度を読み解きたい人
- 対人関係のアドバイスを具体的に伝えたい人
小アルカナに存在するペイジ(小姓)、ナイト(騎士)、クイーン(女王)、キング(王)のことを、コートカード(人物札)と呼びます。
各スート(ワンド・ペンタクル・ソード・カップ)ごとに、4枚のコートカードが揃えられており、タロットカード全体におけるコートカードの合計は16枚になります。
これらのカードがスプレッド展開に含まれているかどうかは、重要なリーディングポイントの1つです。

コートカードのコートとは宮廷を意味します。コートカードとは単に人物が描かれたカードのことではなく、騎士や女王などの宮廷での身分が表されているカードのことを言います
コートカードが出現した場合:人物の登場を示唆
コートカードが1枚でも出た場合、そのリーディングには「人物」が関係していることを示します。
「人物」の読み解き方は主に2つあります。1つは実在の人物として解釈するパターン、もう1つはあなた自身として解釈するパターンです。
- 実在の人物として読む
あなたの人生に影響を与える具体的な人物を表します。恋愛相談なら相手、仕事相談なら上司や同僚、人間関係の悩みなら問題の相手などです。 - あなた自身の側面として読む
あなたの中のある特性や、今あなたが取るべき態度を示します。「カップのクイーン」が出たら、「あなたは今、優しく受容的な態度で接するべきだ」という助言かもしれません。
ペイジ・ナイト・クイーン・キングの違い
4種類のコートカードは、それぞれ異なる成熟度や役割を表します。
ペイジ(小姓):若さ、若者、学生、未熟さ、学び、新しい始まり、メッセージ
ペイジは最も若く、まだ学んでいる段階です。好奇心旺盛で純粋ですが、経験が浅く、時に繊細です。また、ペイジは「メッセンジャー」としての役割も持ちます。何かのニュースや情報が届く暗示でもあります。
ナイト(騎士):行動、エネルギー、突進、若い男性
ナイトは行動力に溢れていますが、時に衝動的で、計画性に欠けることがあります。「ソードのナイト」なら、考えるより先に行動してしまう性急さを示すかもしれません。
クイーン(女王):成熟、内面、受容性、女性性
クイーンは感情的に成熟しており、内面的な強さを持っています。受容的で、育む力を持ちます。「ペンタクルのクイーン」なら、現実的で頼りになる、地に足のついた女性を表します。
キング(王):権威、外面、支配、男性性
キングは最も成熟しており、権威と統率力を持っています。外向的で、リーダーシップを発揮します。「カップのキング」なら、感情をコントロールできる成熟した男性、または優れたカウンセラーやヒーラーを表すかもしれません。

現実の人物をコートカードに当てはめてみると、カードの意味をより深く理解することができるのでオススメです
質問者自身か他者かの見分け方
コートカードが質問者本人を指すのか、他者を指すのかを見分けるポイントは下記の通りです。
- 位置で判断:スプレッドの「自分」の位置に出たら本人、「相手」や「周囲」の位置に出たら他者を示します。
- 質問内容で判断:「彼はどう思っているか?」という質問なら、コートカードは相手を表す可能性が高いです。
- 直感で判断:カードを見た瞬間に誰か特定の人物が頭に浮かんだら、それがその人です。
- 性別や年齢で判断:質問者が若い女性で「キング」が出たら、他者(父親、上司、年上の男性など)を示す可能性が高いです。

コートカードは状況よりも人物像が強調されるカード。そのカードが表す人物が誰なのかを読み解くことによって、より具体的なリーディングができるようになります
コートカードが多く出現した場合:「人」に目を向けることを強く促されている
コートカードが多く出現した場合、相談者にとって今、「人間関係」が重要なテーマになっている可能性が高いです。強い影響力を持つ人物が、周囲に複数存在している可能性もあります。
仕事上の決定、恋愛の進展、家族との関係など、どのような局面においても、他者の存在が鍵となるでしょう。
誰か特定の人物、もしくは人との関わり方に意識を向けることが、開運のポイントとなります。「人との関わり方・態度」が問われているとも言えるでしょう。
単に人と会うことを勧めているのではなく、他者との深いコミュニケーション、相互理解、協力関係の構築が今のあなたに必要であることを示唆しています。

1人で物事を進めるよりも、チームワークや協働を通じて目標を達成するフェーズに来ているのかもしれませんね
凶暗示が強調された状況で、コートカードが多く出現した場合:人間関係に対する警告
コートカードの多数出現が警告として機能することもあります。凶暗示が強調された状況で、コートカードが多く出現した場合、「人間関係の複雑さ」や「多すぎる意見による混乱」が示唆されています。
多くの人が関わることで、意見の相違や利害の対立が生じやすく、決断が難しくなることもあるでしょう。この場合、誰の意見を尊重すべきか、誰が本当に信頼できるのかを見極めることがポイントとなります。

現実の人物だけではなく、数あるインフルエンサーの意見に翻弄されてしまっている可能性もあります。コートカードが示している人物を冷静に見極め、対処しましょう
コートカードが1枚も出現しなかった場合:特定の人物よりも、状況や環境そのものが重要
コートカードが出ないということは、特定の人物の影響よりも、状況や環境そのものが重要であることを示しています。問題の焦点は「誰が」ではなく「何が」起きているかにあると言えるでしょう。
外部の人間関係や他者の介入が少ない状態であり、自己の内面的な成長や変化が中心テーマになります。
他人に依存せず、自分自身で決断・行動する時期であると言えるでしょう。他者の助言や影響を受けずに、自己完結的に進める段階であるとも言えます。
人間関係の悩みで占った場合には、「今は人物にエネルギーを注ぐべきではない」「今のアナタには孤独の時間が必要」というカードからのメッセージであることもあります。
④ヌーメラルカード(数札)
- 物事の進行段階やプロセスを理解したい人
- 状況の発展度合いを数字で捉えたい論理的思考の人
- カードの意味に一貫性を持たせたい人
- 数秘術にも興味がある人
ヌーメラルカードとは、小アルカナに存在するエース(1)から10までの数字のカードのことです。各スート(ワンド・ペンタクル・ソード・カップ)ごとに、10枚ずつ存在します。
これらのカードに注目することで、物事の発展段階や時間の流れを読み取ることができます。
同じ数字が複数出た場合の意味
展開の中で同じ数字のカードが複数枚出た場合、その数字が持つテーマが強調されています。
- 1(エース)が複数:新しい始まり、チャンス、種まき
人生の様々な分野で同時に新しいスタートが訪れる暗示です。エネルギーに満ちた時期ですが、同時に選択を迫られるかもしれません。 - 2が複数:バランス、選択、二元性、パートナーシップ
何かと何かの間で揺れている状態、または重要な選択を迫られている状況を示します。人間関係においては、パートナーシップのテーマが浮上しています。 - 3が複数:創造、成長、展開、表現
物事が動き始め、形になりつつある段階です。コミュニケーションや自己表現が重要なテーマになっています。 - 4が複数:安定、基盤、構造、停滞
安定を求める時期、または逆に安定しすぎて退屈している状態かもしれません。しっかりとした土台を築くか、固定観念を壊すかの選択を迫られています。 - 5が複数:変化、挑戦、葛藤、不安定
人生が大きく動いている時期です。変化は不安を伴いますが、成長のために必要なプロセスです。 - 6が複数:調和、回復、バランスの回復、過去との和解
混乱が落ち着き、バランスが戻ってくる時期です。過去の傷が癒され、調和が訪れます。 - 7が複数:内省、評価、スピリチュアル、孤独
外的な活動よりも内面を見つめる時期です。一人の時間を持ち、これまでの道のりを振り返り、次のステップを考える段階です。 - 8が複数:動き、進展、努力、スピード
物事が急速に進展する時期です。忙しく、多くのタスクに追われるかもしれませんが、確実に前進しています。 - 9が複数:完成、達成、満たされた状態、次への準備
一つのサイクルがほぼ完了し、達成感を感じる段階です。しかし同時に、次のステージへの移行も視野に入っています。 - 10が複数:完結、終わり、重荷、次のサイクルへ
何かが終わりを迎えています。それは終わりであると同時に、新しい始まりへの準備でもあります。
数字の流れから時系列を読む
複数枚のカードの数字を順番に見ることで、時系列や物語の展開を読み取ることができます。
例えば、「2→5→9」という流れなら、「選択・パートナーシップ(2)→葛藤・変化(5)→達成・完成(9)」となり、「決断から始まり、試練を経て、最終的に達成する」というストーリーが見えます。
「7→4→2」という逆行的な流れなら、「内省の後(7)→安定を求め(4)→バランスを取る(2)」となり、スピードを落として慎重に進む過程を示しているかもしれません。
数字が順番に並んでいる場合(例:3→4→5)は、自然な流れと発展を意味します。数字がバラバラな場合は、予測不可能な展開や、複数の異なる要素が同時に動いていることを示します。

ヌーメラルカードの数字は、「時間」と「段階」を表しているとも言えるでしょう。この視点を加えることで、リーディングに深みと流れが生まれます
⑤スート(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)の偏り
- 問題の本質がどの分野にあるか知りたい人
- 感情・行動・思考・物質面のバランスを見たい人
- 相談者が今どのエネルギーに偏っているか把握したい人
- スプレッド全体のテーマ性を読み取りたい人
小アルカナは、ワンド・カップ・ソード・ペンタクルの4つのスートに分かれています。それぞれのスートは四大元素(火・水・風・土)と対応しております。
展開されたカードの中で、特定のスートが多い場合、そのテーマが今のあなたにとって重要であることを示しています。逆に全く出現していなかったスートについては、相談者にとって盲点となっている可能性があると言えるでしょう。
例えば、恋愛相談で引いたスプレッドにカップばかりが出ていたら、それは感情面に焦点が当たっているサイン。一方で、仕事の相談なのにペンタクルが一枚も出ない場合は、実際的な行動や現実的な計画が欠けている可能性を示唆しています。
各スートが表す示唆
| スート | 元素 | 象徴する領域 | キーワード |
|---|---|---|---|
| ワンド(棒) | 🔥 火 | 情熱・行動・エネルギー | 意志、創造性、衝動、始動 |
| カップ(聖杯) | 💧 水 | 感情・人間関係・直感 | 愛、共感、癒し、内面 |
| ソード(剣) | 🌀 風 | 思考・言語・信念 | 決断、分析、葛藤、真実 |
| ペンタクル(金貨) | 🪨 土 | 物質・現実・身体 | 安定、仕事、お金、健康 |

各スートのポジティブな側面を採用するか、はたまたネガティブな側面を採用するかについては、吉凶の判断を基に行うのがオススメです。もちろん、アナタの直感や第一印象に従うのも◎
ワンド(火):情熱・行動・仕事
ワンドは火の元素を象徴し、情熱、エネルギー、行動力、創造性、仕事、キャリア、目標達成に関連します。
ワンドが多く出た場合、今のあなたは行動の時期にいます。じっとしているよりも、積極的に動くことが求められています。仕事やキャリアに関する問題が焦点になっているか、何か新しいプロジェクトに情熱を注いでいるかもしれません。
ワンドのエネルギーは外向的で、野心的です。「やりたいことがある」「達成したい目標がある」というとき、ワンドが多く現れます。
逆に、ワンドが全く出ない場合は、行動力や情熱が欠けている、または今は行動よりも他のアプローチ(感情、思考、現実対応)が必要な時期であることを示します。
- 情熱や行動力が高まっている時期
- 新しいプロジェクトや変化の始まり
- エネルギーが分散しすぎている可能性
- 燃え尽きる前に休息が必要かもしれない
- エネルギーが低下している、または停滞している
- 新しいことを始める気力がない
- 情熱や目的を見失っている
- 動き出すきっかけを待っている状態
カップ(水):感情・恋愛・人間関係
カップは水の元素を象徴し、感情、直感、恋愛、人間関係、癒し、スピリチュアリティに関連します。
カップが多く出た場合、今のあなたは感情的な問題に直面しているか、人間関係が人生の中心テーマになっています。恋愛、友情、家族関係など、「心のつながり」が重要です。
カップのエネルギーは内向的で、受容的です。感じること、共感すること、愛することがテーマです。
カップが全く出ない場合は、感情を抑圧している、または今は感情よりも論理や行動が優先される状況にあるかもしれません。感情に触れることを避けている可能性もあります。
- 感情面が優先されている状態
- 人間関係や愛情がテーマになっている
- 感情に流されすぎて客観性を失っている可能性
- 自分の感情ケアが必要
- 感情を抑圧している、または感じることを避けている
- 人間関係が希薄になっている
- 自己ケアや癒しを後回しにしている
- 感情よりも理性を優先しすぎている
ソード(風):思考・葛藤・決断
ソードは風の元素を象徴し、思考、知性、コミュニケーション、真実、葛藤、決断、困難に関連します。
ソードが多く出た場合、今のあなたは何かについて深く考えている、または重要な決断を迫られている状況です。真実を知ること、明確にすること、区別をつけることが求められています。
ただし、ソードは「両刃の剣」です。明晰さをもたらしますが、同時に痛みももたらします。ソードが多い場合、精神的な葛藤、不安、ストレス、対立を経験している可能性があります。
ソードのエネルギーは鋭く、切断します。時には必要な「切断」(別れ、決別、断捨離)を示すこともあります。
ソードが全く出ない場合は、思考や論理よりも感情や直感で動いている、または深刻な葛藤がない平和な時期であることを示します。
- 頭で考えすぎて、心や身体が置いてけぼりになっている
- 不安や葛藤を抱えている状態
- 真実を見極める必要がある
- 批判的・防衛的になりやすい
- 感情や直感に頼りすぎて、論理的思考が欠けている
- 冷静な判断ができていない
- 真実から目を逸らしている
- コミュニケーションが曖昧になっている
ペンタクル(土):物質・お金・現実
ペンタクルは土の元素を象徴し、物質、お金、健康、仕事、現実、安定、五感、物理的な世界に関連します。
ペンタクルが多く出た場合、今のあなたは現実的な問題に取り組んでいます。お金、仕事、健康、住居など、物理的な生活の基盤が焦点です。
ペンタクルのエネルギーは地に足がついており、実践的です。夢や理想ではなく、「今ここにある現実」を扱います。
ペンタクルが全く出ない場合は、物質的な問題が安定しているか、または逆に物質面を軽視しすぎている可能性があります。精神的・感情的なことに集中しているかもしれません。
- 現実的な問題や物質面に意識が集中している
- 仕事やお金、健康がテーマ
- 実務的には良い状態だが、感情面が冷えている可能性
- 長期的な安定を築いている最中
- 夢や理想ばかりで、現実的な行動に移せていない
- 物質面や健康面を疎かにしている
- 地に足がついていない状態
- 長期的な視点が欠けている

スートの偏りを見ることで、「今、自分の人生で何が一番重要なのか」「何に焦点を当てるべきか」が明確になります
⑥カードの絵柄の色彩
- 直感的・感覚的なリーディングが得意な人
- カードから受けるエネルギーの質を感じ取りたい人
- 視覚的な情報から感情やムードを読み解きたい人
- アートやデザインに敏感な感性豊かな人
タロットカードの色は、単なる装飾ではありません。色彩は心理的・象徴的な意味を持ち、カードのメッセージを強化します。展開されたカードの全体的な色調を観察することで、状況の「感情的な温度」を読み取ることができます。

カードデッキによっては、配色が白黒の無彩色のみの場合もあるかと思います。色彩は解釈に入れないというのもよいですが、無彩色が表す意味と親和性の高いテーマを投げかけてみるのもオススメです
暖色系(赤・オレンジ・黄):活発・情熱・エネルギー
赤、オレンジ、黄色といった暖色が印象的なカードは、活動的で外向的なエネルギーを表します。
展開に暖色系のカードが多い場合、状況は活発で、エネルギーに満ちています。行動を起こす時期、外に出る時期、人と関わる時期であると言えるでしょう。
- 行動を起こしたり、人と交流すると吉
- 感情が動きやすい
- 情熱や意欲が高まっている
- 周囲に影響を与えやすい
- 冷静さよりも「人情」などの温度感が大切
- エネルギーの向きが外向き
- 生命力・活力の回復
赤:情熱、欲望、怒り、生命力、行動、セクシュアリティ
赤は最も強いエネルギーを持つ色です。「今すぐ行動せよ」「情熱を燃やせ」というメッセージを伝えます。ただし、赤が過剰な場合は、怒り、衝動性、攻撃性、傷を示すこともあります。
オレンジ:創造性、社交性、楽観性、温かさ
オレンジは赤と黄色の中間で、情熱と知性のバランスを表します。社交的で、人とつながりたいという欲求を示します。
黄色:知性、明晰さ、楽観、意識、コミュニケーション
黄色は太陽の色であり、意識の明晰さを表します。新しいアイデア、理解、啓発を示します。
寒色系(青・緑・紫):冷静・内省・精神性
青、緑、紫といった寒色が印象的なカードは、内向的で精神的なエネルギーを表します。
展開に寒色系のカードが多い場合、状況は静かで、内面に向かっています。瞑想する時期、休息する時期、深く考える時期です。
- 理性や論理的思考が優位になっている状態
- 感情よりも冷静な判断が求められている時期
- 冷静で客観的なコミュニケーションが重要
- 内側に意識を向けると吉
- 冷却期間が必要な状況
- 休息と回復の重要性
- 一人の時間が必要
青:平静、真実、直感、コミュニケーション、精神性、信頼
青は水と空の色であり、冷静さと深さを表します。感情を落ち着かせ、真実を見極める力を与えます。深い青は精神性やスピリチュアリティを象徴します。
緑:成長、癒し、自然、バランス、豊かさ、若さ、安全
緑は自然の色であり、癒しと成長を表します。心身のバランスが取れている状態、または回復過程にあることを示します。
紫:崇高さ、王族の伝統的な色、権力、華やかさ、神秘、変容、高次の意識
高次の意識やスピリチュアルな領域とのつながりなど、物質世界を超えた領域を示します。威厳や品格の高まりが示唆されておりますが、ネガティブな印象や過剰に出現した場合には「地に足がついていない状態」を表します。
モノトーン(白・黒・グレー):中立・移行期・曖昧さ
白、黒、グレーといった無彩色が印象的なカードは、二元性や移行期を表します。
展開にモノトーンのカードが多い場合、状況は移行期にあります。何かが終わり、まだ新しいものが始まっていない「間」の時期です。
- 白黒をはっきりさせる必要があるテーマ
- 現実的・実務的な対応が求められている
- 余計な装飾や期待を削ぎ落とすタイミング
- 本質だけが浮かび上がっている状態
- 「好き嫌い」ではなく「正しいかどうか」を問われている
- 静かな決断、内側での覚悟が進んでいる
- 確実で堅実な選択
白:純粋、無垢、新しい始まり、空白、可能性
白は全ての色を含む色であり、無限の可能性を表します。「まだ何も決まっていない」「これから描いていく」という状態です。
黒:神秘、未知、終わり、無意識、恐れ
黒は全ての色を吸収する色であり、終わりや無意識を表します。恐れや不安を示すこともありますが、同時に「まだ明かされていない可能性」を秘めています。
グレー:中立、曖昧、バランス、不確実性
グレーは白と黒の中間であり、明確な答えが出ていない状態を表します。「どちらでもある」「どちらでもない」という曖昧さです。
色の印象から感情の温度を読む
カードを展開したとき、全体を眺めて「暖かく感じるか、冷たく感じるか」を感じてみてください。
暖かく明るい印象なら、状況はポジティブで、エネルギーに満ちています。行動すべき時です。
冷たく暗い印象なら、状況は内省的で、静かです。一歩引いて観察すべき時です。
色がごちゃ混ぜで混沌としている印象なら、状況は複雑で、様々な要素が入り乱れています。一つ一つ整理していく必要があります。

色は言葉を超えて、直接あなたの感情に語りかけます。理論的に考えるよりも、「この色を見てどう感じるか」という直感的な反応を大切にしてください
⑦カードの人物の視線や向き
- カードの物語性を読み解きたい人
- カード同士の関係性やつながりを見出したい人
- スプレッド全体の流れを立体的に捉えたい人
タロットカードに描かれた人物の視線や向きは、意識の方向、関心の対象、エネルギーの流れを示します。これは特に複数枚のカードを読むときに重要な手がかりとなります。
人物が向いている方向:意識の向き、未来か過去か
カードの人物が右を向いているか、左を向いているか、はたまた正面を向いているか…それらを確認することで、エネルギーの流れや意識を向けている方向を読み取ることができます。
- 右向き:未来、前進に意識を向けている
- 左向き:過去、内省に意識を向けている
- 正面:現在、今ここの現実に意識を向けている
例えば「ワンドの2」の人物が右を向いていれば、「未来を見据えている」「次のステップを考えている」という意味になります。
左を向いていれば、「過去を振り返っている」「これまでの経験を評価している」となります。
正面を向いている人物は、「今この瞬間にいる」「あなたと向き合っている」ことを示します。

ワンドの2は、「未来への理想を思い描く」や「温故知新」といった意味を持ちます。右を向いていれば未来に意識を強く向けており、左を向いていれば「故きを温ねて新しきを知る」といった側面が強く表れているとも言えそうです
また、スプレッドの位置関係も考慮します。3枚引きで左から「過去・現在・未来」と並んでいる場合、現在位置のカードの人物が右(未来側)を向いていれば「前向き」、左(過去側)を向いていれば「過去にとらわれている」と読めます。
視線が合っている・そっぽを向いている
カードの人物があなたと視線を合わせているか、そっぽを向いているかも重要です。
視線が合っている(正面を向いている)カードは、「あなたに直接話しかけている」「注意を向けるべき」メッセージを持っています。
視線がそっぽを向いている、または下を向いているカードは、「意識が他に向いている」「関心がない」「内省している」状態を示します。
例えば恋愛のリーディングで、相手の位置に出たカードの人物があなた側を向いていなければ、「相手の関心は他にある」「あなたを見ていない」と解釈できます。
複数カードの人物同士の関係性
複数枚のカードの人物が互いにどう向き合っているかを観察することで、物事の全体像や相互作用が見えてきます。
- 向き合っている:二人の人物が互いに向き合っている場合、対話、交流、関係性があることを示します。良い意味では協力関係、悪い意味では対立を表すこともあります。
- 背を向けている:互いに背を向けている場合、すれ違い、無関心、コミュニケーション不足を示します。
- 一方が向き、一方が背を向けている:片思い、一方的な関心、アンバランスな関係を示します。
- 同じ方向を向いている:二人が同じ方を向いている場合、同じ目標を持っている、協力している、一緒に進んでいることを示します。
例えば、3枚引きで「自分・相手・未来」と展開したとき、自分のカードと相手のカードの人物が互いに背を向けていたら、「今、二人はすれ違っている」と読めます。しかし未来のカードで二人が向き合っていれば、「やがて対話が生まれる」と希望を見出せます。
動きがあるか静止しているか
人物が動いている(歩く、走る、踊る)カードは、行動、変化、進展を表します。
人物が静止している(座る、立つ、横たわる)カードは、安定、待機、内省を表します。
展開全体が動的なカードばかりなら、状況は急速に変化しています。静的なカードばかりなら、状況は安定しているか、停滞しています。
また、動きの方向も重要です。前に進む動きは前進を、後ろに下がる動きは撤退を、円を描く動きは循環を示します。
人物の視線と向きは、カードが語るストーリーを立体的にしてくれます。人物たちを「生きている登場人物」として想像し、彼らが何を見て、何を考え、誰と関わっているのかを読み取ってみてください。
⑧正位置と逆位置のバランス
- 状況の流れやエネルギーの滞りを知りたい人
- ポジティブ・ネガティブのバランスを把握したい人
- 問題解決のためのヒントを見つけたい人
- 逆位置カードを読み取れるようになりたい人
正位置と逆位置のバランスに注目すると、状況の流れや滞りを大まかに判断することができます。
- 全て正位置:順調、明確、ストレート。行動すべき時。
- 正位置が多い:基本的に順調だが、いくつか課題がある。
- 半々:バランスが取れているか、または混乱している。慎重な判断が必要。
- 逆位置が多い:いくつかのブロックがある。内省と調整が必要。
- 全て逆位置:大きな停滞、または大きな内面的変化の時期。外的行動より内的作業を。
逆位置は「悪い」ではなく「ストレートではない」
逆位置=悪い、ではありません。逆位置は、そのカードのエネルギーが「ストレートに表れていない」状態を示します。
- 弱まっている:エネルギーが減少している、まだ十分に発揮されていない
- 過剰になっている:エネルギーが行き過ぎている、バランスを失っている
- 内面化している:外に表れず、内側に向かっている
- ブロックされている:何かが流れを妨げている
- 遅延している:正位置より時間がかかる、ゆっくり進む
- 逆の意味になっている:正位置とは反対の意味を持つ

それぞれ、かなり意味が異なりますので、どの解釈を採用すればよいのか混乱してしまう人もいるでしょう。カードの状況や質問内容を基に、どれを採用すればよいか判断する方法も紹介しますね
正位置・逆位置のバランスを基に判断する
逆位置の判断のコツは、逆位置カード単独で解釈しないことです。カード全体の雰囲気や吉凶に合わせて判断しましょう。
正位置・逆位置のバランスも重要な判断基準になります。
逆位置が多い:停滞・内面化・ブロック
展開の半分以上が逆位置だった場合、全体的に流れが滞っていることを示します。
「物事が思うように進まない」「努力が実を結ばない」「エネルギーが内側に向かっている」といった側面が強調されて示唆されていると言えるでしょう。
逆位置が多い時期は、「外に向かって行動する」よりも「内側を整える」ことが求められています。内面を見つめ、準備を整えることに注力してみましょう。

逆位置が多かった場合には、基本的に物事が停滞していることを表します
正位置が多い:順調・外向き・スムーズな流れ
展開のほとんどが正位置だった場合、物事は順調に、ストレートに進んでいます。
エネルギーの流れが良く、障害が少なく、あなたの努力が素直に結果につながる時期です。外に向かって行動し、人と関わり、積極的に進むべきタイミングです。
全てが正位置の場合、状況は非常にクリアで、迷いが少ないことを示します。やるべきことが明確で、道筋が見えています。

正位置が多く出現していた場合には、基本的に物事が前進していることを表します。その中で出現していた逆位置の解釈としては、過剰にスピードを出し過ぎているか、スローペースに事が進んでいるかのどちらかです。その辺りの判断方法については次の項目で解説します
周囲のカードと「温度感」を合わせる
カードが与える印象には、エネルギッシュで意欲に溢れたものから、静的でゆったりとした雰囲気のものまで多岐にわたります。
それらの、「雰囲気」や「温度感」に合わせて意味を解釈することによって、逆位置が表す示唆を捉えることができます。
- 周囲が極端・強烈 →「過剰」「歪み」
- 周囲が穏やか・消極的→「弱まり」「遅延」

展開されたカードの雰囲気に合う意味を採用するイメージです。先ずは、カード全体の雰囲気を捉え、逆位置カードの解釈は最後に回すとやりやすくなるかもしれません
解説書を効果的に使うコツ
タロット占い初心者さんとは、切っても切り離せないアイテムの1つである解説書。
ネットで意味を調べるデジタル派の方も少なくありませんが、市販本や、タロットカードに付属されている解説書を愛用されている方も多いでしょう。
タロットカード単体では分からなかった意味が、解説書やネット検索によって明確になる一方で、「意味を調べてもリーディングできない」といったお悩みも珍しくありません。
この項目では、解説書をリーディングに生かすための、効果的なコツについて紹介します。
解説書の「活字」の中に、正解があるという誤解
解説書を、まるで模範解答のように活用してしまってはいませんか?
学校教育では「模範解答にどれだけ近いか」が点数となって表れることが多いです。「模範解答=正解」であると言っても差し支えないでしょう。
ですが、占い結果には模範解答なんてものはありません。解説書の「活字」は、正解不正解を測るためのものではないんです。
占いのリーディング動画をYouTubeなどに投稿している占い師さんは数多くいますが、それらの動画はすべて独自の解釈やオリジナリティに富んでいます。
「愚者=新しい始まり、魔術師=創造力、女教皇=直感…」と、78枚すべてのカードの意味を丸暗記しようとして挫折する人は後を絶ちませんが、そのやり方はお勧めできません。
効率が悪いだけでなく、リーディングの本質から遠ざかってしまうからです。

学校のお勉強では、暗記は効果的な学習方法でしたが、タロット占いにおいては異なります。なぜなら、タロット占いには正解が存在しないからです
カードの意味は「活字」ではなく「イメージ」を重視する
タロット占いの本質は、「活字」だけでは理解できません。アナタ自らがイメージを膨らませることによって、単純なキーワードを超えた、より深い意味を読み取ることができるようになります。
例えば「ソードの3」のカードを見てみましょう。多くのデッキでは、ハートに3本の剣が刺さっている絵が描かれています。
平面的に見れば「ハートと剣」です。しかし、これを立体的に想像してみてください。
どんな人が、どんな状況で、このハートに剣を刺したのでしょうか?1本目の剣が刺さったとき、その人はどう感じたでしょうか?2本目は?3本目は?刺された人の痛みはどんなものでしょうか?
背景の空は暗く、雨が降っています。この雨は涙の象徴でしょうか?それとも浄化の雨でしょうか?
- どんな人?
- どんな状況?
- ハートに剣を刺したのは誰?
- 1本目の剣が刺さったとき、その人はどう感じた?
- 2本目は?
- 3本目は?
- 刺された人の痛みはどんなもの?
- この雨は涙の象徴?
- それとも浄化の雨?
こうして想像を膨らませることで、「ソードの3=裏切り、心の痛み」という単純なキーワードを超えて、「信頼していた人に裏切られた深い悲しみ」「言葉によって傷つけられた心」「重なる失望」「それでもまだ生きている=希望」といった多層的な意味が見えてきます。

解説書では、同じカードでも真逆の意味が同時に記載されていることがあります。一見すると矛盾しているように思われるかもしれませんが、それは占い手のイメージが、質問内容や状況によって異なることが起因しています
解説書に書いてある通りに読まない

吉か凶か、平和的かそうでないか、先ずは大まかに判断してみましょう。解説書に書かれているキーワードをそのまま取り入れるのではなく、大まかな判断をするための補助として使うのがオススメです
解説書を効果的に使うコツのひとつは、表面的な状況ではなく、「本質的なテーマ」を見抜くことにあります。
「本質的なテーマ」というと、少し仰々しく感じるかもしれません。その場合には、解説書の文脈や活字にとらわれずに「大きな枠で捉える」ということを意識するとよいでしょう。
例えば、「ペットの健康」について占って「ワンドの7」が出たとします。解説書には「競争、防衛、立場を守る」といった人間関係の文脈しか書いていません。
そういった場合には、「競争、防衛、立場を守る」というキーワードを、もう少し大きな枠で捉えてみましょう。
「ペットは何かと戦っている」「体が病気と戦っている」「防衛機能が働いている」「治療に耐えている」そんな風に解釈することができます。
解説書に書かれている意味よりも、先ずは大まかな判断から、質問内容に合わせて詳細を絞り込んでいくイメージでリーディングすることがコツになります。
- キーワードを確認する
- キーワードの大枠を超えない範疇で連想する
- 質問内容の文脈に合わせて翻訳する

解説書に記載されている意味は「正解」ではなく、あくまでも「翻訳例」として捉えるのも◎
自分なりの解釈を加える勇気
解説書にない解釈を自分で作り出す勇気を持つことも、大切なポイントになります。
時代が変われば、当然新しい状況が生まれます。インターネット、SNS、リモートワーク、仮想通貨など…こうした現代的なテーマは、古い解説書には載っていません。
また、専門性の高さや経験の深さが必要とされる解釈については、現代の解説書であったとしても記載されていないでしょう。
しかし、タロットのシンボルは普遍的なので、どんなテーマであったとしても応用できます。
「ソードのペイジ」は「メッセンジャー」です。昔は手紙や伝言でしたが、現代ではメール、SNSのメッセージ、通知かもしれません。
「ペンタクルの8」は「職人の技」です。昔は手工芸でしたが、現代ではプログラミング、デザイン、コンテンツ制作かもしれません。
タロット占いは、あなた自身の持っている知識を用いて、新しく解釈する自由があります。
「解説書にはこう書いてあるけど、私はこう感じる」と思うことがあれば、その感覚を積極的に取り入れるようにしてくださいね。

特に専門性の高い分野について占う場合には、アナタの知識と経験を、自分なりの解釈に加える力がかなり重要になります。転職などの相談も、そもそもどんな業界があるのか知らなければ、対応できませんからね
キーワードから連想を広げる
解説書には通常、各カードについてのキーワードが書かれています。
例えばカップの3の場合、「祝福、友情、グループ、喜び」といった具合です。
これらのキーワードを見たら、それをそのままリーディングに取り入れるのではなく、そこから連想を広げましょう。
連想を広げることで、キーワードはあなたの質問に合った具体的な意味へと変化していきます。
- 「祝福」→何を祝うのか?誰と祝うのか?なぜ祝福されるのか?
- 「友情」→どんな友人関係か?新しい友達?古い友達?支え合える仲間?
- 「グループ」→どんなグループ?仕事のチーム?趣味の仲間?家族?
- 「喜び」→どんな喜び?達成の喜び?共有する喜び?小さな幸せ?
質問内容と結びつける
キーワードを見たら、必ず質問内容に結びつけましょう。
- 質問が「転職すべきか?」で「死神」が出た場合
「今の仕事は一つの段階が終わろうとしている。それを受け入れ、新しいステージに進む時だ」 - 質問が「この恋愛は続くか?」で「死神」が出た場合
「今の形の関係は終わりを迎える。それは別れかもしれないし、関係の質が変容するのかもしれない」 - 質問が「健康について」で「死神」が出た場合
「古い生活習慣や思考パターンを手放す時。新しい健康的なライフスタイルへの移行」

同じカード、同じキーワードでも、質問によって全く異なる具体的な意味になることが分かりますね!
複数の解説書を比較する利点
一冊の解説書だけに頼るのではなく、複数の解説書を参照することには大きなメリットがあります。
なぜなら、1枚のカードにも、まるで人の心のように光と影の側面があるからです。
例えば、ある解説書では「ソードの7」を「戦略、賢い行動」と肯定的に捉え、別の解説書では「欺瞞、ずるさ、不正」と否定的に捉えることがあります。
1枚のカードに表される複数の意味を理解し、府に落とすことで、解釈の幅がどんどん広がっていきます。それらのニュアンスをあなた自身の言葉で語れるようになれば、タロットリーディングはほぼ習得できたと言っても過言ではありません。

解釈の幅を広げることは、質問に対する対応力の高まりにも繋がります。1枚のカードが示す様々な側面を柔軟に受け止めることは、タロット占いを楽しむ重要なポイントであるといえるでしょう
- 最初は1冊を軸にする:アナタに合った解説書を見つけたら、最初はその1冊を解説書を「メイン」として活用しましょう。
- 慣れてきたら追加する:基本が身についたら、2冊目、3冊目を加え、視野を広げます。
- デッキ付属の解説書を重視:使用しているデッキに付属の解説書は、その絵柄に適した解釈が書かれています。違和感や反発を感じないのであれば、デッキ付属の解説書を優先しましょう。
- オンライン情報も活用:書籍だけでなく、ウェブサイトやブログ、動画なども参考になります。
自分に合う表現の解説書を見つけられる
複数の解説書を比較する利点は、解釈の幅が広がることだけではありません。
自分に合う表現の解説書に出会えることも、大きなメリットであると言えるでしょう。
人によって、心に響く言葉は異なります。
ある人には「変容」という言葉がしっくりきますが、別の人には「生まれ変わり」の方がピンとくるかもしれません。同じ意味でも、表現が違うだけで理解の深さが変わります。
複数の解説書を読むことで、「この表現、分かりやすい!」と感じる言葉に出会えます。しっくりくる感覚があれば、それがあなたにとっての「正しい」解釈であると言えるでしょう。

しっくりくる解説書に出会うまでは、様々な解説書を試してみるのがおすすめです。図書館を利用したり、本屋さんで軽く試し読みさせてもらうのもよいでしょう
解説書を卒業する必要はない
「いつか解説書なしでリーディングできるようにならなければ」とプレッシャーを感じる人がいますが、その必要はありません。
プロの占い師でも、時々解説書を確認することはあります。78枚すべてのカードをあらゆる文脈で完璧に記憶している人などいないのです。
大切なのは、解説書に「依存」するのではなく、解説書を「参考」にすることです。解説書を見ながらでも、そこに書いてあることを超えて、自分なりの解釈を加えられるなら、それは十分に立派なリーディングです。
対面でお客さんを相手にする場合、あからさまな市販本を片手に鑑定するのは流石に見栄えが悪いでしょう。
ですが、直筆のノートやファイル資料を片手に、対面鑑定を行っている占い師さんは案外めずらしくありません。

膨大な情報量の鑑定書を作成するときには、資料はむしろ必要な場合が多いです
タロット占いで困ったときの具体的対処法
タロット占いをしていると、このカードをどう受け取ればいいのかわからなくなったり、意味は書いてあるのにしっくり来なかったりすることが多々あります。
カードの意味が多すぎて混乱したり、正位置や逆位置の扱いに迷ったりすると、ちゃんと読めていない気がして不安になることもありますよね。

絵鏡がタロットを始めたばかりの頃は、読めないカードが出るたびに思考停止…焦ってしまったり、混乱してしまうことも少なくなかったです
ですが、困った時は質問の立て方やカードとの向き合い方を見直すタイミングであることが多いです。
この項目では、タロット占いで困ったときに、どう立て直せばいいのかを紹介します。
カードの意味が思い出せないとき
カードの意味が思い出せなくても、基本的には解説書やスマホなどで意味を調べればよいでしょう。
ですが、時にはそうはいかない場面もあるかと思います。
特に人を占っている時には、解説書やスマホを取り出して調べるのは少々気が引けることもあるでしょう。
「これ何だったっけ…」と一生懸命意味を思い出すのも良いですが、意味に頼らずともリーディングする方法もありますので、紹介しますね。
絵をじっくり観察し、感じたことをそのまま解釈に取り入れる
カードの意味が思い出せない時は、まず30秒から1分、カードの絵をじっくり眺めてみるのがオススメです。
「このカードを見て、私は何を感じるか?」という、自身の感覚的な反応も、リーディングのヒントになります。
例えば「ソードの4」を見て「休んでいるけど、落ち着いていない感じがする」と感じたなら、それは「休息しているが、心は休まっていない」と解釈できます。
- どんな人物が描かれているか?
- その人物はどんな表情をしているか?
- 何を持っているか?
- どんな衣装を着ているか?
- 背景はどうなっているか?
- 空の様子は?
- 色は何色が目立つか?
- 動きがあるか、静止しているか?
- 明るい印象か、暗い印象か?
- 「なんだか寂しそう」
- 「エネルギッシュな感じ」
- 「混乱している」
- 「平和で静か」
- 「何かを待っている」

むしろ、カードの意味をあえて覚えないようにしている占い師さんもいます。なぜなら、自身の感覚的な反応を重視する方が、的中率が上がるケースが多いからです
コツは、理屈ではなく感覚を最重要視することです。意味に囚われないからこそ、解釈の幅が広がってリーディングがやりやすくなることもありますので、よければ試してみてください。
質問とカードが結びつかないとき

結びつかないと感じるときは、カードが「別の角度から考えてみて」と教えてくれているサインでもあります
タロットを引いたとき、「カードの意味は理解できるのに、質問の答えとして読むとどうしても噛み合わない」と感じることがあります。
カードは質問の明確な答えを提示するだけではなく、「別の角度から状況を見てほしい」というサインを発することも多くあります。
そういったときには、無理に質問とカードの意味を結び付けず、別の方法で対処するのがオススメです。
この項目では、質問とカードが結びつかないときの対処法を紹介しますね。
質問を言い換えてみる
質問とカードが噛み合わない原因のひとつに、「質問が広すぎる」「抽象的すぎる」という点があります。この場合、質問を少し具体化し、カードが答えやすい形に言い換えることで、意味がつながりやすくなることがあります。
質問とカードが結びつかない時、実は質問の方が適切でないことがあります。
例えば、「彼は私を愛しているか?」と聞いて「ソードの7」が出たとします。「ソードの7」は「戦略、ずるさ」などを表します。
一見すると恋愛と関係なさそうですが、ここで質問を言い換えてみましょう。
例えば、「彼は私をどう思っているか?」「彼の本音は何か?」「この関係の真実は何か?」などが具体的な質問になります。
質問を変えると、カードの意味が急に明確になることがあります。「ソードの7」の場合、「彼は本音を隠している」「戦略的に行動している」「あなたを正直に扱っていない」という警告が浮かび上がってきますね。
- 「今後どうなりますか?」
→ この状況は、今どんな段階にありますか? - 「私はどうすればいいですか?」
→ 今の私にとって、まず向き合うべきことは何ですか? - 「この状況は何を意味していますか?」
→ この出来事から、私が学ぶべきことは何ですか?

「今の立ち位置」を明らかにしたり、「注目すべき点」を明確にするイメージで質問し直してみるとよいでしょう。質問を細かくすることで、カードとの接点がはっきりしてきます
カードは、質問の裏側にある「本来の目的」に答えていることがある
質問文には表れていなくても、質問を投げかけたときの気持ちや前提が、カードに反映されることがあります。これをここでは「質問の裏側」と呼びます。
例えば、本来の目的は不安の解消であるのにも関わらず、状況や環境の変化にばかりフォーカスした質問を繰り返していた場合、カードは不安解消という「本来の目的」に答えようとします。
カードが反応していることの多い質問の裏側の例は、次のようなものです。
- 不快な感情から逃れたい
- 安心させて欲しい
- すでに決めている選択を正当化して欲しい・背中を押して欲しい
- 本当は叶えたくない願望を無理に叶えようとしている
たとえば、出来事について聞いたつもりでも、カードは「その出来事に対する向き合い方」や「心の状態」を示すことがあります。質問とカードが合わないと感じたときは、「この質問の背景には、どんな気持ちがあっただろう?」と振り返ってみると、意味が見えてくることがあります。
カードが答えている「一点」を探す
質問とカードが結びつかないとき、カードは質問全体ではなく、質問の中の一部分に答えていることがあります。ここでいう「一点」とは、次のような具体的なポイントです。
- 相手の行動ではなく、自分の心の状態
- 成功か失敗かではなく、準備の段階
- 結果そのものではなく、取り組む姿勢
質問全体を無理につなげようとするのではなく、「このカードは、どの一点に反応しているのか?」と考えることで、カードの意味が自然に理解できるようになります。
周囲のカードとの関係から読む
複数枚のカードを引いている場合、すべてのカードが同じ役割で答えているわけではありません。カードはそれぞれ、全体の中で異なる役割を担っています。
周囲のカードを見ることで分かるのは、次のようなことです。
- このカードは、質問に対する中心テーマなのか
- 注意点や引っかかりを示す補足的なカードなのか
- 状況の途中段階を切り取ったカードなのか
一枚だけを見ると質問と合わないように感じても、全体の流れで見ると、「ここを見落とさないでほしい」という役割を果たしていることがあります。質問とカードが噛み合わないときほど、配置や流れ全体を見ることが大切です。
「なぜこのカードが出たのか」を考える
どうしても質問の答えとして読めないときは、「答えを出す」ことから一度離れてみましょう。その代わりに、「このカードは、何に気づかせようとしているのか」を考えます。
カードが示していることの例は、次のようなものです。
- 行動の是非ではなく、心構え
- 前進よりも、立ち止まって考える必要性
- 結果よりも、向き合い方の見直し
カードは、必ずしも結論を提示する存在ではありません。ときには、問いを返すことで、視点を修正しようとします。その意図をくみ取ることで、質問とのズレが解消されていきます。
補足として1枚カードを引く場合
視点を変えてもなお理解しにくい場合のみ、補足として1枚カードを引くという方法があります。このカードは、答えを増やすためではなく、理解を助けるために使います。
補足カードを引くときの質問例は、次の通りです。
- このカードが、今いちばん伝えたいことは何ですか?
- この状況を理解するためのヒントは何ですか?
- このカードを読むうえで、私が見落としている視点は何ですか?
補足カードは、最初のカードを否定するものではありません。意味を補い、視点を整えるための存在として扱うことが大切です。
複数カードがつながらないとき
複数枚のカードを展開したとき、「それぞれのカードの意味は分かるけれど、全体的に何を言いたいのか分からない」と困ってしまうことがあります。
例えば、恋愛について3枚引きをして、「正義・ソードの7・カップの2」が出たとします。正義は「バランス・公正」、ソードの7は「戦略・一人で頑張る」、カップの2は「愛情・パートナーシップ」…それぞれの意味は理解できても、これらが一体どんなメッセージを伝えているのか、まとまりが見えないということがあります。
このような時に試していただきたい4つのアプローチをご紹介します。

カードをバラバラに読むのではなく、全体で一つの物語を作っているのだと考えてみましょう
全体を俯瞰してテーマを探す
まず、展開された全てのカードを眺めて、共通のテーマや流れを探してみましょう。
先ほどの例「正義・ソードの7・カップの2」で考えてみます。これらのカードから共通して見えてくるテーマを考えてみましょう。
- 人間関係における「バランス」の模索
- 一人で頑張りすぎている状況
- 公正な関係性を求めている
このように俯瞰すると、「今、あなたは恋愛関係において一人で頑張りすぎている。相手との間に公正でバランスの取れた関係を築くことが大切」という全体的なメッセージが見えてきます。
時系列で物語を作る(過去→現在→未来)
複数枚のカードを時系列で並べ直して、一つの物語として読んでみましょう。
例えば3枚引きなら、1枚目を「過去・原因」、2枚目を「現在・状況」、3枚目を「未来・アドバイス」として読み直してみます。
「正義・ソードの7・カップの2」を時系列で読むと:
- 過去(正義):これまであなたは公正で誠実な関係を求めてきた
- 現在(ソードの7):でも今は一人で策を練り、相手との距離を感じている
- 未来(カップの2):お互いを尊重し合える愛情深い関係が築ける
このように読むことで、現在の孤独感も、過去の経験と未来への希望を結ぶ重要な通過点であることが分かります。
キーカードを見つける(最も目を引くカード)
展開されたカードの中で、最も強く目を引く1枚を見つけましょう。それが全体のメッセージの核となるキーカードです。
キーカードの見つけ方:
- 一番最初に目に飛び込んできたカード
- 他のカードと比べて色合いや雰囲気が特に印象的なカード
- 大アルカナが混在している場合は、通常大アルカナがキーカードになりやすい
- 直感的に「重要そう」と感じたカード
キーカードが決まったら、他のカードはすべてそのキーカードを補足・説明する役割として読み直してみます。
「正義」がキーカードだとすると、「ソードの7」と「カップの2」は、どうすれば正義(公正・バランス)を実現できるかの具体的な方法を示していると解釈できます。
スプレッドの位置の意味を再確認
使用しているスプレッド(配置法)の各位置が持つ意味を改めて確認し、それに沿って読み直してみましょう。
例えば、ケルト十字スプレッドなら:
- 現在の状況
- 障害・課題
- 遠い過去・根本原因
- 近い過去
- 起こりうる未来
- 近い未来
- あなたのアプローチ
- 周囲の影響
- あなたの感情・内面
- 最終結果
各カードを厳密にこの位置の意味に当てはめて読むことで、バラバラに見えていたカードが一つのストーリーとしてつながることがあります。

カードがつながらないときは、一度深呼吸をして、全体を眺め直してみましょう。きっと新しい視点でカードを見ることができるはずです
主観が入りすぎて読めないとき
自分のことをタロットで占うとき、特に切実な悩みについて占うときに、「どうしても希望的観測が入ってしまう」「恐れから悪く解釈しすぎてしまう」ということがあります。
このような状況は決して珍しいことではありません。むしろ、多くのタロット愛好者が経験する自然な現象です。
自分のことは読みにくい(特に初心者)
自分自身のリーディングが最も難しいというのは、タロット界の常識です。
- 感情的な距離が近すぎる:客観的な判断が困難になる
- 先入観や期待が強い:「こうであってほしい」という願望が判断を曇らせる
- 恐れや不安が影響する:悪い結果を恐れるあまり、正確な解釈ができない
- 責任の重さ:自分の人生に関わることなので、プレッシャーを感じやすい
プロの占い師でさえ、自分のことは他の占い師に見てもらうことが珍しくありません。これは能力不足ではなく、客観性を保つことの難しさを理解しているからです。

「自分のことが読みにくい」のは当たり前。それを前提として、いくつかのテクニックを使って客観性を高める工夫をしましょう
第三者の視点で眺めてみる
感情的になりすぎたときは、意識的に第三者の立場に立ってカードを見直してみましょう。
- 空間的距離を取る:カードから1〜2メートル離れて眺める
- 時間的距離を取る:「10年後の自分から見たら」と考える
- 他人として見る:「これが友人の展開だったら」と想像する

感情も重要な情報の一つ。この時のポイントは、感情を完全に排除しようとしないことです。ただし、感情に飲まれることなく、全体を客観視する姿勢が大切になります
「友人から相談されたら」と考える
最も効果的な客観化の方法の一つが、「信頼できる友人から同じ相談をされたら、このカードをどう読むか」と考えることです。
- 自然に優しい視点になる(友人には優しくアドバイスしたいと思うため)
- 建設的な解釈を心がけるようになる
- 感情的な偏りが軽減される
- 実用的なアドバイスを考えようとする
例えば、あなたが恋愛で悩んでいて「塔」のカードが出たとします。自分のこととして見ると「関係が破綻する」と絶望的に感じるかもしれません。
しかし、友人から相談されたと想像すると、「今の関係性に無理があるのかもしれない。一度リセットして、お互いにとって本当に良い関係を築き直すチャンスかも」と、より建設的に解釈できる可能性があります。
時間を置いて再度見る
すぐに結論を出そうとせず、一度時間を置いてから再度リーディングしてみることも重要です。
- 感情の波が落ち着く:冷静な判断ができるようになる
- 新しい視点:時間の経過で状況や気持ちが変化し、新しい解釈が生まれる
- 客観性の向上:一時的な感情の影響が薄れる
- 数時間後:その日の夜や翌朝にもう一度見る
- 1日後:次の日に改めてカードを見直す
- 1週間後:週末など、気持ちに余裕がある時に振り返る
時間を置いても同じ解釈になった場合、それはあなたの直感が正しい可能性が高いです。逆に、全く違う解釈になった場合は、両方の視点を総合してより深い理解を得ることができます。

急いで結論を出す必要はありません。カードは逃げませんし、良いアドバイスは時間が経っても色あせません
ネガティブなカードで動揺したとき
死神、悪魔、塔といった見るからに不吉なカードや、ソードの9、10などの暗いイメージのカードが出ると、どうしても動揺してしまうものです。
「もう終わりだ」「最悪の結果になる」と考えてしまいがちですが、タロットにおけるネガティブなカードは、実は最も価値のあるアドバイスを秘めていることが多いのです。
「警告」であり「宣告」ではない
まず理解していただきたいのは、ネガティブなカードは「必ずこうなる」という宣告ではなく、「このままだとこうなる可能性がある」という警告だということです。
- 回避可能な未来:行動や考え方を変えることで避けられる
- 準備の必要性:困難に備えることで乗り越えられる
- 成長のチャンス:試練を通して人として成長できる機会
- 気づきの促し:今まで見えていなかった問題点への注意喚起
例えば「塔」が出たとき、これは「突然の破綻が訪れる」という宣告ではありません。「今の状況には根本的な問題がある。早めに対処すれば大きな破綻を避けられる」という警告として受け取ることができます。

ネガティブなカードは、問題を事前に教えてくれる、ありがたい存在だと考えてみましょう
悪いカードこそアドバイスが豊富
ネガティブなカードほど、具体的で実用的なアドバイスを含んでいます。
ポジティブなカードは「このまま順調に進みましょう」というメッセージが中心ですが、ネガティブなカードは「ここを改善しましょう」「この点に注意しましょう」「こういう行動を取りましょう」といった、より詳細で行動的な指針を示してくれます。
ネガティブカードから読み取れるアドバイス
死神
- 古い習慣やパターンを手放す時期
- 新しい自分に生まれ変わる準備をする
- 変化を恐れずに受け入れる勇気を持つ
悪魔
- 依存関係や悪習慣から脱出する
- 自分を束縛しているものの正体を見極める
- 短期的な快楽より長期的な幸福を選ぶ
ソードの9(悪夢・絶望)
- 思考パターンを変える必要がある
- 一人で抱え込まず誰かに相談する
- 問題を客観視する時間を作る
逆位置の裏にあるポジティブ面を探す
逆位置のネガティブカードが出たとき、それは問題が改善に向かっている兆しである可能性があります。
- 回復の過程:最悪期を脱して改善に向かっている
- 内面の変化:外面的には見えないが、心の中で変化が始まっている
- 学びの完了:その試練から必要な学びを得て、次のステージに進む準備ができている
- 長い間続いた不安や絶望から解放されつつある
- 新しい希望や解決策が見えてきた
- 周囲のサポートを受け入れる準備ができた

タロットカード逆位置の意味については、下記の記事でも解説しております。よろしければ参考にしてみてくださいね
回避・改善のヒントとして受け取る
ネガティブなカードを見たときは、「どうすれば改善できるか」「何に注意すべきか」という視点で読み直してみましょう。
- 具体的な行動を考える
- このカードが警告している問題を避けるために、今日からできることは何か?
- サポートを求める
- 一人で解決しようとせず、誰に助けを求められるか?
- 学びの機会として捉える
- この困難から何を学び、どう成長できるか?
- 感謝の視点を持つ
- この警告を事前に受け取れたことに感謝し、準備に活かす

ネガティブなカードは「転ばぬ先の杖」のような存在。事前に知ることができたからこそ、対策を立てることができるのです
引き直したくなったとき
思ってもみなかった結果や、受け入れ難いカードが出たとき、「もう一度引き直そう」と思ってしまうことがあります。
しかし、この衝動はタロットとの信頼関係を損なう危険性があります。適切な対処法を知って、カードとの良い関係を保ちましょう。
原則:引き直しはNG(カードを信頼していない証拠)
引き直しは基本的にNGです。これは単なる迷信ではなく、タロットリーディングの精度と信頼性に関わる重要な原則です。
- カードへの不信
- 「最初の結果を信じない」ということは、「カードの知恵を信頼していない」ということと同じです
- 自分の直感への不信
- 最初にカードを選んだのはあなたの直感です。それを否定することは、自分の直感を信じていないということです
- 都合の良い結果探し
- 気に入らない結果を避けて、聞きたい答えだけを探すことになってしまいます
- メッセージの希薄化
- 何度も占うことで、本来の重要なメッセージが薄まってしまいます

「引き直したい」という衝動は、実は最も大切なメッセージが含まれている証拠かもしれません
最初に出た結果を受け入れる
どんなに気に入らない結果でも、最初に出たカードにこそ最も重要なメッセージが含まれていると考えましょう。
- 深呼吸をする
- 動揺した気持ちを一度落ち着かせる
- 「なぜこのカードが出たのか」を考える
- カードがあなたに伝えたい真意を探る
- 抵抗感の正体を探る
- なぜそのカードを受け入れたくないのか、その理由を分析する
- 学びの機会として捉える
- 予想外の結果から何を学べるかを考える
質問を変えるなら新しい展開として行う
どうしてもさらに詳しく知りたい場合は、引き直しではなく、質問を変えて新しい占いとして行いましょう。
- 「この状況を改善するために私ができることは?」
- 「転職で注意すべきポイントは?」
このように、最初の結果を踏まえて、より具体的で建設的な質問に変えることで、より深い洞察を得ることができます。
カードが「ひねくれる」リスク
頻繁に引き直しをしていると、カードが「ひねくれた」答えを返すようになることがあります。
- 同じカードが何度も出る
- 極端に悪いカードばかり出る
- 質問とまったく関係ないカードが出る
- リーディングが全く腑に落ちなくなる
これは迷信的な話ではなく、あなた自身の潜在意識が混乱している状態を反映しています。
- しばらく占いをお休みする(1週間〜1ヶ月程度)
- 感謝の気持ちでカードを扱う
- 最初の結果を大切にする習慣をつける
- 占う頻度を適度に保つ(同じ質問は月1回程度)

カードは喋る相棒のようなもの。信頼関係を大切にすることで、より正確で有益なメッセージを受け取ることができます
リーディングの質を上げるための準備
良いリーディングは、カードを引く前の準備段階から始まっています。シャッフルの方法、質問の立て方、環境の整え方など、事前の準備を丁寧に行うことで、リーディングの精度と満足度が格段に向上します。
この章では、多くの人が見落としがちな「準備の重要性」について詳しく解説します。

「段取り八分」という言葉があるように、良い準備こそが成功の鍵です。タロットリーディングも例外ではありません
シャッフルの意味を理解する
多くの人がシャッフルを単なる「カードを混ぜる作業」だと思いがちですが、実際にはリーディングの成功を左右する重要なプロセスです。
シャッフルの真の目的
シャッフルには3つの重要な目的があります。
- エネルギーの浄化
- 前回のリーディングの残留エネルギーをクリアにする
- カードを「ニュートラルな状態」に戻す
- 質問者のエネルギーとの同調
- あなたの意識とカードを繋げる
- 質問のエネルギーをカード全体に行き渡らせる
- 直感的な選択の準備
- 理性ではなく直感でカードを選べる状態を作る

「浄化」や「エネルギー」と聞くと、少しスピリチュアルに偏る感じがして、苦手意識を持つ人もいるかもしれません。「浄化」は前回のリーディング時に感じた感覚や印象をリセットするため。「エネルギー」は、過去に意識を飛ばさずに、「今ここ」に意識を向けるための集中力ととらえてください
効果的なシャッフルのやり方
- 時間をかけすぎない シャッフルは長すぎても短すぎてもいけません。30秒〜2分程度が適切です。
- 質問を心に持つ シャッフル中は質問を心の中で繰り返したり、その状況について思いを巡らせましょう。
- 手の感覚に注目 シャッフル中の手の感覚に意識を向けましょう。「なんとなく止めたくなった」「手が重く感じた」などの変化が、ストップのサインです。
- 自然に止まるまで 時間で区切るのではなく、「なんとなくもう十分」と感じるまで続けましょう。
シャッフル中に意識すべきこと
- 雑念を手放す:今日の予定や悩み事は一旦脇に置く
- 質問に集中:占いたいテーマに意識を向ける
- リラックス:力まずに自然な状態を保つ
- カードとの対話:「教えてください」という謙虚な気持ちで

シャッフルは、カードとの「ご挨拶」のようなものです。丁寧に行うことで、より良いコミュニケーションが取れるようになります
質問の仕方を工夫する
質問の仕方次第で、リーディングの質は大きく変わります。漠然とした質問では漠然とした答えしか得られませんが、具体的で焦点を絞った質問をすることで、より実用的なアドバイスを受け取ることができます。
良い質問の4つの条件
- 具体的である
❌ 悪い例:「私の恋愛運はどうですか?」
⭕ 良い例:「彼との関係を進展させるために、私が今すべきことは何ですか?」 - 行動に結びつく
❌ 悪い例:「私はモテますか?」
⭕ 良い例:「理想のパートナーと出会うために、私はどんな自分磨きをすればいいですか?」 - 自分でコントロールできる範囲
❌ 悪い例:「彼は私と結婚してくれますか?」
⭕ 良い例:「彼との結婚の可能性を高めるために、私にできることはありますか?」 - 建設的である
❌ 悪い例:「私の人生はなぜうまくいかないのですか?」
⭕ 良い例:「現在の困難を乗り越えて、理想の人生に近づくために必要なことは何ですか?」

悪い例に挙げたような質問を、絶対にしてはいけない訳ではありません。上手く結果を読み取れなかったときの対処法の一例としてご活用ください
質問のパターン別アプローチ
恋愛関係の質問
- 「相手の気持ち」よりも「自分の行動」に焦点を当てる
- 「結果」よりも「プロセス」を重視する
- ❌「彼は私を好きですか?」
- ⭕「彼との関係をより良くするために、私が心がけるべきことは?」
仕事・キャリアの質問
- 「成功するか」よりも「成功のための条件」を聞く
- 具体的な期間を設定する
- ❌「転職は成功しますか?」
- ⭕「今後3ヶ月の転職活動で、最も重視すべきポイントは何ですか?」
人間関係の質問
- 「相手を変える」のではなく「自分の対応」を変える視点で
- 長期的な関係構築を意識する
- ❌「あの人はなぜ私に冷たいのですか?」
- ⭕「あの人との関係を改善するために、私はどんな態度で接すればいいですか?」

こちらについても同様、悪い例に挙げたような質問を、絶対にしてはいけない訳ではないです。上手く結果を読み取れなかったときの対処法の一例としてご活用くださいね
スプレッドの構造を理解する
スプレッド(カードの配置法)を理解することで、リーディングの質が格段に向上します。なんとなくカードを並べるのではなく、各位置の意味を意識してリーディングしましょう。
スプレッドを選ぶ基準
- 簡単な質問:ワンオラクル(1枚)
- 標準的な質問:スリーカード(3枚)
- 複雑な質問:ケルト十字(10枚)
- 今現在の状況:ワンオラクル
- 短期間(1〜3ヶ月):スリーカード
- 中長期(半年〜1年):ヘキサグラム(6枚)
- 人生の大きなテーマ:ケルト十字
- シンプルなアドバイス:ワンオラクル
- バランス型:スリーカード
- 詳細な分析:ケルト十字
各位置の意味を活用する
スプレッドの各位置には明確な意味があります。同じカードでも、どの位置に出るかで解釈が変わります。
たとえば、「死神」のカードが出現した場合を例に出してみると、下記の通りになります。
- 現在の状況:今、大きな変化の最中にいる
- 障害・課題:変化を恐れる気持ちが障害となっている
- アドバイス:古いものを手放し、新しい自分に生まれ変わる時
- 最終結果:根本的な変化を通じて、より良い状況になる

出現位置によって、意味が大きく変化することが分かりますね
位置同士の関連性を読む
各位置を単独で読むだけでなく、位置同士の関連性も重要です。
- 原因と結果:過去の位置と未来の位置を比較する
- 内面と外面:気持ちの位置と行動の位置を関連付ける
- 自分と他人:自分の位置と相手の位置を対比する

スプレッドは、物語の「設計図」のようなものです。設計図を理解することで、より構造的で説得力のあるリーディングができます
環境を整える
リーディングを行う環境は、集中力と直感力に大きな影響を与えます。物理的な環境だけでなく、心理的な環境も含めて整えることが大切です。

良い環境づくりは、自分自身を大切にすることでもあります。より良いメッセージを受け取る土台にもなりますので、コストをかける価値は十分ありますよ
物理的環境の整備
- 時間の余裕
・急いでいるときは避ける
・十分な時間を確保する(30分〜1時間程度)
・終了後の予定を詰め込まない - 精神的な落ち着き
・深呼吸をして心を落ち着ける
・イライラや興奮状態のときは避ける
・瞑想や軽いストレッチも効果的 - 集中できる状態
・お腹が空きすぎていたり、満腹すぎたりしない
・アルコールや薬物の影響がない清醒な状態
・体調が悪いときは無理をしない
心理的環境の整備
- 静かな空間
・テレビやスマホの音は消す
・家族や同居人に邪魔されない時間を確保
・可能であれば専用のスペースを作る - 適度な照明
・明るすぎず暗すぎない、自然光に近い照明
・カードの絵柄がはっきりと見える明るさ
・リラックスできる暖色系の光がおすすめ - 清潔な空間
・カードを置くテーブルをきれいに拭く
・周囲を片付けて、視界をすっきりさせる
・不要なものは視界から除く - 快適な温度・湿度
・寒すぎず暑すぎない適温に保つ
・乾燥しすぎないよう注意(カードのためにも)
おすすめの準備儀式
リーディング前に毎回同じ手順を踏むことで、スイッチの切り替えができるようになります。
- 深呼吸を3回
- 日常の雑念を手放す
- カードに感謝の気持ちを向ける
- 「今日もよろしくお願いします」
- 質問を心の中で明確にする
- 何を知りたいのかをはっきりさせる
- 手を合わせる
- 数秒間、静寂の時間を持つ

この儀式は宗教的な意味ではなく、「日常モードからリーディングモードへの切り替え」のためのものです。毎回同じことを繰り返すことで、より深い集中状態に入りやすくなりますよ
スプレッドごとのリーディングのコツ
スプレッドごとに特徴や読み方のコツが異なります。それぞれの特性を理解して活用することで、より効果的なリーディングができるようになります。
ワンオラクル(1枚引き)
ワンオラクルは最もシンプルで、同時に最も奥深いスプレッドです。1枚のカードに全ての情報が凝縮されているため、多角的な読み方が重要になります。
ワンオラクルの特徴
- 迷いが生じにくい
- 核心的なメッセージを受け取りやすい
- 短時間でリーディングできる
- 直感を重視した読み方ができる
- 詳細な情報が得にくい
- 複雑な状況の分析には向かない
- 1枚に頼りすぎて偏った解釈になる可能性
ワンオラクルのリーディングコツ
1. カードを多面的に見る
1枚のカードから可能な限り多くの情報を読み取りましょう。
- 基本的な意味:そのカードの一般的な解釈
- 絵柄からの情報:色彩、人物の表情、シンボルなど
- 直感的な印象:パッと見た時に感じたこと
- 質問との関連性:質問に対してどう答えているか

基本的な意味は、下記の記事で解説しております

注目するポイントについては、タロットリーディング時に注目すべき8つのポイントで詳しく解説しております
2. 時制を意識する
1枚のカードでも、時制によって解釈が変わります。
- 過去の影響:この状況になった原因や背景
- 現在の状況:今、何が起きているか
- 未来の可能性:このまま進むとどうなるか
- アドバイス:どう行動すべきか
3. 逆位置の活用
逆位置が出た場合は、内面的な側面により注目しましょう。
- 外的な変化よりも内的な変化
- 問題の根深い部分
- 隠された感情や動機
- ブロックされているエネルギー
4. 質問の種類別アプローチ
- そのカードのエネルギーを意識して過ごす
- 注意すべきポイントや活かすべき才能
- 一日の終わりに振り返りをする
- 問題の核心部分
- 解決への糸口
- 必要な心構えや行動

ワンオラクルは「濃縮されたエッセンス」のようなもの。1枚に込められた深いメッセージをじっくりと味わいましょう
スリーカード(3枚引き)
スリーカードは最もバランスが良く、使いやすいスプレッドです。適度な情報量で、初心者から上級者まで幅広く活用できます。
基本的な配置パターン
- 過去/現在/未来
- 問題/原因/解決策
- 自分/相手/関係性
- 現在の状況/近い未来/アドバイス対策・対策
- 自分(当事者)の現状/相手の気持ち/二人の未来
- 選択肢A/選択肢B/選択肢C
スリーカードのリーディングコツ
1. 3枚の関連性を重視する
バラバラに読むのではなく、3枚で一つの物語を作ることが大切です。
- カード同士の視線の方向
- 色彩の調和や対比
- エネルギーの流れ
- ストーリーの一貫性

注目するポイントについては、タロットリーディング時に注目すべき8つのポイントでも詳しく解説しております
2. 中央のカードを重視する
3枚の中でも、中央のカードが最も重要な意味を持ちます。
- 全体のテーマを表している
- 他の2枚のカードの解釈の鍵となる
- 最も強く印象に残ったカードと関連付ける
3. 対比関係を見つける
左右のカードの対比や矛盾に注目しましょう。
これら対比が、現在の状況の複雑さや選択の重要性を表している場合があります。
- 明るいカードと暗いカード
- 動的なカードと静的なカード
- 内面的なカードと外面的なカード
4. 時間の流れを意識する
時系列パターンの場合は、時間の流れの自然さをチェックしましょう。
- スムーズな展開:自然な流れで進む
- 急激な変化:何かの転機やきっかけがある
- 逆行的な流れ:一度後退してから進む必要がある

スリーカードは「起承転結」の「起承転」のような構造です。3枚の関係性から、結論を導き出しましょう
ヘキサグラム(6枚)
ヘキサグラムは、中長期的な視点で状況を分析するのに適したスプレッドです。6つの異なる角度から問題を多面的に検討できます。
基本的な配置(一例)
2
1 3 4
5
6
- 過去の影響:今の状況を作り出した原因
- 未来の可能性:このまま進んだ場合の結果
- あなたの現状:今のあなたの状態
- 相手・環境:周囲の状況や相手の状態
- 障害・課題:乗り越えるべき問題
- アドバイス:取るべき行動や心構え
ヘキサグラムのリーディングコツ
1. 上下の対応関係を見る
- 2(未来)と5(障害):未来への道筋と、それを阻む要因
- 1(過去)と6(アドバイス):過去の経験をどう活かすか
2. 左右のバランスを見る
- 3(あなた)と4(相手・環境):内的要因と外的要因のバランス
3. 縦の流れを読む
- 1→5→6:過去→課題→解決への流れ
- 2→3→4:未来に向けての準備や変化
4. 全体のエネルギーバランス
6枚のカードの吉凶のバランスやエネルギーの偏りをチェックしましょう。
- ポジティブなカードが多い:順調に進展する可能性が高い
- ネガティブなカードが多い:慎重な対応が必要
- 混在:複雑な状況、多角的なアプローチが必要

ヘキサグラムは「状況の全体像」を把握するのに優れています。森を見て木を見るような、バランス感覚が大切です
ケルト十字(10枚)
ケルト十字は最も詳細で包括的なスプレッドです。人生の重要な決断や、複雑な状況の分析に適しています。
基本的な配置
10
9
4 8 6
3 2 5 7
1
- 現在の状況:今、何が起きているか
- 障害・課題:直面している問題
- 遠い過去:根本的な原因
- 近い過去:最近の出来事
- 起こりうる未来:可能性の一つ
- 近い未来:数ヶ月以内の展開
- あなたのアプローチ:あなたの取っている態度
- 周囲の影響:環境や他人からの影響
- あなたの感情:内面的な状態
- 最終結果:最終的な結果や学び
ケルト十字のリーディングコツ
1. 中央の十字を重視する
カード1〜6で形成される十字が、状況の核心部分を表しています。
- 縦軸(3-1-5):時間の流れ
- 横軸(4-2-6):状況の広がり
2. 右の柱を人生の道筋として読む
カード7〜10は、あなたの人生の道筋を表しています。
- 7→8→9→10の流れで、内面と外面の変化を読む
3. 対応関係に注目する
- 1と10:現状と最終結果の対比
- 3と5:過去と未来の対比
- 7と8:内的アプローチと外的影響の対比
4. 段階的に読む
10枚を一度に読もうとせず、段階的に読み進めることが大切です。
- まず中央の十字(1-6)で大まかな状況把握
- 右の柱(7-10)で具体的な行動指針
- 全体を通して一つのストーリーとしてまとめる
5. 重要カードを特定する
10枚の中で特に印象的なカードや大アルカナは、重要なメッセージを含んでいます。
- 同じスートが複数枚:そのスートのテーマが重要
- 同じ数字が複数枚:その数字の意味が強調されている
- 大アルカナの配置:人生レベルの重要な意味

ケルト十字は「人生のRPG」のようなもの。主人公(あなた)の冒険を、様々な角度から詳細に描き出してくれます
よくある疑問Q&A
タロットリーディングを続けていると、様々な疑問や不安が生まれます。ここでは、多くの人が抱く代表的な疑問にお答えします。
Q1. 同じ質問を何度も占ってもいいですか?

A. 基本的には控えめにすることをお勧めします
- カードからのメッセージが希薄化する
- 都合の良い結果を探すことになりがち
- 自分の判断力を信じられなくなる
- 同じ質問:1ヶ月に1回程度
- 状況が大きく変わった場合:再度占ってもOK
- 質問の角度を変える:より具体的な質問に変更するのは◎
- 緊急性の高い状況で、新しい情報が加わった場合
- 最初のリーディングから1ヶ月以上経過している場合
- 質問内容を明確に変更する場合

「頻繁に占いすぎて結果がブレてしまった」という相談をよく受けます。適度な距離感を保つことが、良いリーディングの秘訣です
Q2. 悪い結果が出たら、それは必ず現実になりますか?

A. いいえ、タロットは「可能性」を示すものであり、「確定した未来」ではありません
- 現在の流れが続いた場合の可能性
- 注意すべきポイントの警告
- 改善のためのヒント
- 潜在的なリスクの指摘
- 警告として受け取る:事前に知ることで対策を立てられる
- 行動を見直す:現在の方向性を再検討する
- 準備を整える:困難に備えて準備をする
- サポートを求める:一人で抱え込まずに助けを求める
- 未来は行動によって変えることができる
- ネガティブなカードほど具体的なアドバイスを含んでいる
- 「運命」ではなく「選択の結果」として捉える

ネガティブなカードに動揺したときという項目でも解説しておりますので、よろしければ参考にしてみてください
Q3. 他人のことを占ってもいいですか?

A. 倫理的な配慮をした上で、適切に行えば問題ありません
- 本人の同意がある場合
- 本人のためになる内容(健康や幸福を願って)
- 相談者が家族や親しい友人の場合
- 建設的な目的(関係改善、理解促進など)
- 本人の同意がない詮索
- 悪意のある目的(陥れる、操作する等)
- プライバシーの侵害
- ストーカー的な行為
- 相手の人格や尊厳を尊重する
- 得た情報を悪用しない
- あくまで参考程度に留める
- 相談者の成長や気づきにつなげる
Q4. 逆位置が出たら必ず悪い意味ですか?

A. いいえ、逆位置は必ずしも悪い意味ではありません
- 内面化・内向き:外的な変化ではなく、内面的な変化
- ブロック・遅延:エネルギーが阻害されている状態
- 過剰・不足:正位置の意味が極端に現れている
- 回復・改善:最悪期を脱して良くなりつつある
- 隠された側面:表面には現れていない要素
- 死神(逆位置):変化への恐れが薄れ、新しいスタートを受け入れられる
- 悪魔(逆位置):依存関係や悪習慣から解放される
- 塔(逆位置):内面的な変化によって、外的な破綻を避けられる
- まず正位置の意味を理解してから、逆位置を考える
- 文脈や周囲のカードとの関連で判断する
- 「内面的な側面」として読んでみる
Q5. カードが飛び出してきたときはどうすればいいですか?

A. 飛び出したカードは特別なメッセージを持つことが多いので、注意深く扱いましょう
- 強いメッセージ:特に重要な内容を伝えたがっている
- 緊急性:すぐに注意すべき事柄
- 見落としがちな側面:普段気づかない重要なポイント
- そのカードも含めてリーディングする
- 特別な位置として解釈する(「特に注意すべきこと」など)
- キーカードとして、他のカードとの関連を重視する
- 直感を大切にする(なぜそのカードが飛び出したかを感じる)
- 単なるシャッフルミスの可能性もある
- 毎回飛び出すようなら、シャッフル方法を見直す
- 飛び出したカードに固執しすぎない

ジャンピングカードについては、別記事のジャンピングカードの項目でも解説しておりますので、合わせて参考にしてみてください
Q6. タロットカードはどのくらいの頻度で使っても大丈夫ですか?

A. 適度な頻度を保つことが、良いリーディングの秘訣です
- 日常のアドバイス:毎日でもOK(1枚引き程度)
- 具体的な悩み:週1〜2回程度
- 重要な決断:月1回程度
- 人生の大きなテーマ:3ヶ月に1回程度
- カードからのメッセージが混乱する
- 依存的になってしまう
- 自分の判断力が育たない
- リーディングの精度が下がる
- カレンダーに記録をつける
- 一度のリーディング結果を十分に活用してから次を行う
- 緊急時以外は予定した日程を守る
- 時には「占わない」選択も大切
Q7. プロの占い師と自分のリーディングが違ったらどちらを信じればいいですか?

A. 両方の視点を参考にしながら、最終的にはご自身の直感を大切にしてください
- プロの占い師のリーディング
・経験豊富で客観的
・技術的に優れている
・第三者的な視点
・一般的なパターンに基づく - あなたのリーディング
・状況を最も深く理解している
・直感的で個人的
・自分だけが知っている情報がある
・感情的な距離が近すぎる場合もある
- 共通点を探す:両者に共通するメッセージに注目
- 補完関係として捉える:異なる角度からの洞察として活用
- 時間を置いて検証:どちらが現実的だったかを後日確認
- 学習の機会:違いから新しい解釈方法を学ぶ
- どちらが心に響くか
- どちらがより建設的か
- どちらがより具体的で実践的か

タロットリーディングは、正解を探すものではなく、より良い選択をするためのヒントを得るものです。最終的な決断は、あなた自身の意志に従って行ってくださいね
まとめ:タロットリーディングを楽しむために
この記事では、タロットリーディングで困ったときの解決法を、様々な角度からお伝えしてきました。
タロットは、あなたの人生をより豊かにしてくれる素晴らしいツールです。困ったときは、この記事を参考にしながら、ぜひタロットとの対話を楽しんでくださいね。
あなたのタロットライフが、より充実したものになることを心よりお祈りしています。

タロットリーディングに「卒業」はありません。長く楽しく続けていけるよう、焦らず自分のペースで学んでいきましょうね

